脱サラ、脱産業社会、脱ダム等々、脱何々という言葉がたくさんあります。広辞苑によると、「脱」とは、抜け出すこと、逃れることとあります。そこで、言葉として適切であるかどうか、あるいは過去にすでに同様の言葉があったかどうか分かりませんが、私は「脱夜更かし社会」ということを提言したいと思います。その理由は大きく分けて三つあります。一つは子供の教育。二つは大人を含む県民の心身の健康のため。三つ目は地球温暖化対策のためです。
子供たちが十分な睡眠と食事をとるなど、望ましい基本的生活習慣を確立することは、心身の健やかな成長にとって極めて大切であることは言うまでもありません。2年前の2月議会で早寝・早起き・朝ごはん運動について取り上げましたが、国や県、市町村も18年度から普及啓発活動を行った結果、朝食を摂る児童生徒が少しずつですが増えてきているようです。
しかし、早寝・早起きについては改善されているでしょうか。社会の24時間化で夜更かしが恒常化する中で、子供たちは太り、様々な生活習慣病にさいなまれ、キレやすく学力も低下していると言われます。子供たちに夜更かしが増えている原因は、コンビニやゲーム、携帯電話などがありますが、特に児童生徒への携帯電話の普及によってますます深夜の携帯電話利用が増えてきております。女子中学生の深夜の携帯電話利用が睡眠を乱す最大の原因だったという調査もあります。
心身が成長する思春期に睡眠不足が広がるのは重大な問題で放置できません。子供には深夜に携帯電話を使わせない措置を取るべき段階にきていると訴える専門家もいるほどです。
昨年10月、全国学力テストの都道府県別の正答率が公表されましたが、以外にも一位は秋田県でした。家族みんなが規則正しい生活を送っており、早寝・早起き・朝ごはん、それと学校で学んできたことを家で復習するのが今でも当たり前となっており、こうしたことが好成績につながったと言われています。アメリカでも、夜の就床時刻が遅く睡眠時間が少ない高校生ほど学業成績が悪いという報告があります。
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