16、地域住民の命と健康を守る。人間としての生存が確保されて初めて人間らしい生活、豊かな生活もありうるわけであり、その意味で医療は最も大切であると考えます。必要な時に貧富の差なく平等に医療が受けられる、そのような千葉県にしたいものです。
今全国で地域医療が崩壊の危機に瀕しています。銚子市立総合病院然り、山武地域の医療の現状も然りで救急医療は急激な医師不足により崩壊状態と言われます。妊婦のたらい回しも県内で起きています。
原因は、自治体の財政難と医師不足にあります。特に医師不足は深刻で、先進国である経済協力開発機構(OECD)30ヶ国の平均が1000人当たり3人なのに、日本は2人で27番目。さらに千葉県は、県平均が1.53人、山武地域は0.88人と極端に少ない状態です。そこで、厚労省の「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化検討会は、医学部の定員を現状の50%増の中間取りまとめ案を発表し、現状の7800人を将来1万2千人にするとしています。日本医師会も同意見です。
本県には、千葉大医学部しかなく、他県に比べ人口の割には少なすぎます。県立医科大学を創って、県内で働く医者を増やすべきです。経済的に恵まれない家庭の子女にも医師になる夢を与えることにもなります。
財源を心配の向きもあろうかと思いますが、県の政策として何を優先順位とするかの問題です。本県よりもはるかに財政規模の小さい県(奈良県、京都府、和歌山県、福島県)や市(大阪市、横浜市、名古屋市)でも医科大学を持っている自治体もあるのですから。私は行政の無駄を省くために、ゼロベースですべての事業の棚卸が必要と考えていますが、友党の公明党の議員から6月議会に、事業仕分けという手法によって約380億円の削減が可能という報告がありました。大変参考になると考えます。
ところで、医科大学には通常付属病院がありますが、どうするのか。筑波大学のように付属病院を持たない医学部もありますが、私は、県立東金病院を発展的に解消し、付属病院を新たに建設することを提案したい。山武地域の医療センター構想は、老朽化した東金病院の建て替えに端を発するからです。医療センター構想は暗礁に乗り上げていますが、県は医科大付属病院に救急センターを一市二町の財政支援も得て併設することも検討すべきです。地域住民の生命にかかわる問題だけに急ぐ必要があります。
17、脱夜ふかし社会の実現。免疫学の世界的権威、新潟大学大学院安保徹教授も、「夜ふかしは万病の元である」と著書に書いておられます。省エネ、地球温暖化防止に効果があることは勿論、子供の教育・青少年の健全育成のためにも必要であり、また大人を含む県民の心身の健康維持にも役立ちます。以上のほか、犯罪を誘発する可能性が減少するなどの効果も期待されます。このように「脱夜ふかし社会の実現」の効果には計り知れないものがあります。したがって、是非他県に先駆けて県民運動として推進していきたい。
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