議会活動・活動報告バックナンバー

[2003年2月号]

■旅券事務所船橋に開設へ

 船橋市民には、県に対して不満を抱いている方が大勢います。と言いますのも、56万人の人口を抱え、多額の県税を納めているにもかかわらず、県のサービスを受ける施設が少な過ぎるからです。

 昨年11月15日に開催された船橋市における「千葉なの花県民会議」においても、市民の方から、船橋市内には、県の施設が少ないという声が出ていました。
 近隣市を見渡しても、市川市には県立現代産業科学館があり、習志野市には千葉県国際総合水泳場があり、八千代市には新県立中央図書館の整備が予定をされています。
 私は、一昨年の12月県議会において、是非旅券センターを船橋へと要望致しました。その後、船橋市は、今年4月には県内で初めて中核市となる政令が、昨年11月1日公布され、県がこれまで行ってきた多くの事務・事業が移譲されるなど、名実ともに中核的機能を担う都市として位置付けられました。

 現在、船橋市がJR船橋駅南口地区で進めている再開発事業は順調に進展しており、4月には再開発ビルが竣工する予定となっております。ビルの名前も、公募により船橋の新しい玄関にふさわしい「顔」の意味をこめて「フェイス」と決まりました。
 また、この再開発ビルは、二階部分でJRと京成をつなぐ機能を備えるとともに、市の総合窓口や相談コーナーなどが入る予定と聞いており、県の旅券センターが入ることによりさらに県民の利便性が増すことになると思われます。
 特に、ここは、JR、京成電鉄、東武鉄道、東葉高速鉄道等が集中する交通の要衝であり、県内屈指の乗降客を誇るエリアでもあります。また、JR船橋駅は東京駅から快速で25分と至近距離にあり、当ビル内に旅券センターが設置されれば、船橋市民に限らず、東京への通勤者など多くの県民の利便性の向上につながるものと期待されます。
 そのためにも、この南口再開発ビルに是非とも旅券センターを開設されますよう、先の12月県議会の一般質問でも再度要望させていただきました。その結果、1月21日に県の担当課から連絡があり15年度予算案に盛り込まれることが決定したとのことです。正式には、予算案が議会を通らなくてはなりませんが、事実上決定したものと言えます。4月に開設され、日曜サービスもあるとのことです。皆様どうぞご利用下さい。
西尾憲一の願い 個人の尊厳・人格の尊重ということを考え方の根本にすえて、高齢者や障害者などの社会的弱者にも配慮した自由主義社会の実現、千葉県の発展、船橋市民の幸せのために全力を尽くします。