議会活動・活動報告バックナンバー

[2003年6月号]

■船橋市立母子寮にクーラーを

 市内に母子寮があることをご存知でしょうか。船橋のほぼ中央、夏見4丁目にあります。正確には、「夏見母子ホーム」と言います。経済的な理由などで、18歳未満の児童の養育が十分に行えない母子家庭の自立を支援する一時入所施設です。
 現在、この母子寮には、約20組の親子が、各部屋ごとに生活を致しております。しかし、建物には、事務室にエアコンが1台あるだけで、母子の各部屋にはクーラーすらありません。近年の地球温暖化やヒートアイランド現象と相俟って、夏の暑さは、ここ数年猛暑ともいえるような日々が2ヶ月以上にわたって続きます。また、夜は夜で30度以上の熱帯夜に何日もみまわれます。今やクーラーやエアコンは、市民の生活にとって欠くことのできないもの、必需品と言わなくてはならず、決して贅沢品ではなくなりつつあります。私達の周りを見まわしても、クーラーやエアコンのない家庭を探すことは困難なほどです。それどころか、国は今年度から数年計画で、小中学校にエアコンを整備する時代になってきております。

 母子寮の各部屋では、扇風機で夏の暑さをしのいできましたが、防犯上の観点から窓も十分に開けることもできませんでした。そのため、特に夜は蒸し暑くて寝苦しく、子どもに汗疹(あせも)などの諸症状があらわれ夜泣きもするなど、母子ともにストレスの極限に達し、とても心身の健康を保てるような状態にはありません。また、入居者がクーラーを設置し退寮するときに撤去することも考えられますが、極めて不経済と言わなくてはなりません。

 昨年の夏、母子寮にお住まいの方から数名、またその親御さんからも、「是非クーラーを付けて欲しい」というご要望を寄せられましたので、担当課に、また市長に直接予算を付けていただくようお願いを致しました。しかし、船橋市もご多分にもれず財政難のために、予算を付けていただけませんでした。そこで、遅くとも今年の梅雨明け前に、せめてクーラーでよいから設置してあげたいということで、この度の募金運動となった次第です。クーラー20台と設置費用合わせて約100万円必要です。是非とも、皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

母子寮にクーラーを贈る会
会 長 中台律子
事務局 船橋市夏見2−13−36
電 話 047−422−2065
振込先 千葉銀行船橋北口支店 普通3412133
    口座名義 母子寮にクーラーを贈る会

西尾憲一の願い 個人の尊厳・人格の尊重ということを考え方の根本にすえて、高齢者や障害者などの社会的弱者にも配慮した自由主義社会の実現、千葉県の発展、船橋市民の幸せのために全力を尽くします。